スワップポイントとは、通貨を取引することで得られる金利のようなものを指します。
この「金利のようなもの」と言う表現が「スワップ金利」と勘違いを引き起こす要因でもあるのですが、スワップポイントは通貨を取引した際に2国間の金利の差額をスワップポイントとして受け取る事ができると言うものです。
低金利の国と高金利の国を比較して説明してみたいと思います。
例えば、日本の金利が1%だとして、アメリカの金利は4%だと仮定しましょう。
そうすると、日本の通貨である「円」を持っていた場合には、1%の金利が付きますが、アメリカドルを持っていた場合には4%の金利が付きますよね?
そこで、FXで取引を行う事により、アメリカドルを購入したとします。
ここでは、円を使ってアメリカドルを購入したのだから、必然的に円を売ってアメリカドルを買ったと言う事になります。
すると、その時点で保持しているのはアメリカドルなので、アメリカドルの金利を受けられる事になります。
ここで注意しておきたいのは、アメリカの金利4%をそのまま受け取れるわけでは無く、日本の円とアメリカドルの取引をした訳ですから、アメリカドルの金利である4%から日本の円の金利1%を引いた差額を受け取る事ができます。
この場合、「4%(アメリカドルの金利)-1%(日本円の金利)=3%(金利の差額)」となるので、3%の金利差分を年ベースで受け取る事ができます。
この金利差で受け取れたお金をスワップポイントと言います。
(※実際付与されるのは金利差からFX業者の手数料が引かれた金額です。)
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